逃がされた魚

大きくなりたい。

深夜のセンチメンタルと星

    こんにちは。夜名 七夕多(よな なゆた)です。

    昨晩の恋バナ会は、10人以上いるのに何故こんなに話題がないの???と困惑されつつ、この中で彼氏・彼女にするなら誰がいいかや、理想の彼氏像にシフトしていきました。

    思いのほか自分が恋愛に疲れているというか、嫌気がさしていることに気づきました。彼を忘れたいし、好きな人が欲しいとも大いに思っているのですが、相手に求める資質とかタイプとか考えたり話したりするのも楽しくない。あんな思いをさせてこないような相手がいいとしか考えられないのです。

    で、話してても虚しくなってしまう。去年彼のことを人に話すのは、彼との時間を再体験するみたいでとても嬉しかったのです。でももう、私の恋愛経験は要約すれば一年間片思いして三年間尽くしてすり減らされて捨てられたというとこだし、恋愛とかいうものについても悲観的になってしまうし。

    先にあげた「この中で彼氏・彼女にするなら」という話題、実は最初私寝ていたのですが、寝ている間同期に「なゆたはないな」と言われていたようです。「落ち込まれるとめんどくさい」そう。わかるよ。わかるんだけどさ。この経験をしても落ち込んじゃいけないのか…。それで私は恋愛対象から外されるのか…。人生辛い。とりあえずもう自分の恋愛話はすまい。

    はあ、疲れた。みんな元気に生きてていいなぁ。人を好きになって、一緒にいられるように頑張ってきてこれなら、もう恋なんてしないなんて言っちゃうよ。でも恋してた楽しさも知ってるから、悲しい。でももう自分も人も憎みたくない…

    お見合い結婚とかいいのかもしれない。婚活でもいい。結婚してから好きになった方が安心安全かも。

 

    午前2時ごろ、同期の一人と天体観測へ行きました。その子が「結婚したいなぁ」と呟きます。「私は…」したいと言うかしたくないと言うか迷いました。

    彼と結婚したい、とよく言っていました。幸せにするからね、とか、お嫁さんになってね、とか言われて、嬉しくて、それだけで泣いていました。

    「私は、結婚じゃなくていいから、好きな人とずっと一緒にいたいだけだよ」。彼といる時からきっとそうで、家族が欲しいとか法的に認められたいとかそういうんじゃなくて、ただ彼とずっと一緒にいたかった。そのための普通で確実な道が結婚だと思っていたのです。

    こんなに恨んでいるのに、もしあの頃と同じ表情で、同じ声で、一緒にいてくれと言われたら、未だにそうしたいと思ってしまう気がする。もう好きかどうかすらわからないけど、私の心はまだ過去の幸せに縋り付いている。呪いだ。

   世の中には、恋愛で苦しんでいる人が思ったよりたくさんいるのだと、自分が別れてから知りました。でもその事実は救いにならず、むしろ救いようのない世界に生きてるものだ、と余計に虚しく感じられるのです。

 

    「人間の脳は30%くらいしか動いてないらしいね」星を見ている友達が言いました。「だから私、残りの70%を使いたいんだ。」

     「ふーん…」私は、使いたくないな。きっと残りの70%を使ってしまったら、人間はもっと生きにくくなるのだ。こうやって人生に虚しいとかもっとこうあるべきだとか意味づけようとするのは、人間だからだ。その上にもっと脳を使ったら、多分人生はもっと苦しく耐え難いものになる。

    しかしそれは私だけかもしれない。彼女はきっと残りの脳を、自分の目指す理想の結婚に活かせるし、今の人生をよりよく感じることができる。

 

    流れ星を3個くらい見た。流星群の日、家のベランダから身を乗り出し、その刹那に「好き好き好き」と呟く少女を思い出した。好かれていたいという願いと、好きでいたいという願いだった。願いはその頃叶っていて、今はもうない。眠さと気だるさで、部屋に戻った。